滝本院（たきもといん）

標高約500メートルに位置し、甲州市街を見おろす荒澤山滝本院。
鐘楼からの甲府盆地と南アルプスの山々は絶景で、9月中旬の彼岸花の見どころとしても知られています。
本尊の不動明王は、武田信玄より七代前の武田信春が、自邸千野館（現・千野慈徳院）の辰巳（東南）の方位にあたるこちらの不動明王を、辰巳の守護として厚く敬ったことにより「武田辰巳不動」と呼ばれています。
朱色に統一された伽藍や、飾られた天狗のお面も印象的です。
近くには黒川金山道筋で信玄が休憩し腰をかけたといわれる大岩も。