お坊山と共に、大菩薩嶺と御坂山地をつなげている山。標高は1357mとそれほど高くありませんが、急峻で、登山道にも適度なアップダウンがあるため、ベテランハイカーも十分楽しめます。山頂からの展望は抜群で、南方正面に秀麗な富士山が拝めるほか、西方には甲府盆地を抱えた南アルプスから八ヶ岳が、北方には奥秩父の山々が、東方には御正体山などの山々が位置し、四季折々の雄大な景色を見せてくれます。
文字通り渡り鳥の雁が腹を摺るように尾根を渡っていく様からその名がついたと言われており、近くに「雁ガ腹摺山」と「牛奥ノ雁ガ腹摺山」もあります。