甲府盆地や南アルプスを見渡せる高台にあるJR中央本線勝沼ぶどう郷駅は、約600本の桜が立ち並ぶ、県内屈指の桜の名所。春ともなれば、満開の桜のトンネルを電車が走り抜ける、ユニークな光景を見ることができますし、秋の紅葉も見事です。周辺には廃線になった線路跡に遊歩道が整備され、当時の鉄橋や旧勝沼駅のホームも残っていて、ゆっくり散策しながら幾重にも重なる見事な桜を愛でることができます。
この桜は、長年にわたって、植え育ててきた、地元菱山地区の後継者の集まり「甚六会」の名前から、甚六桜と呼ばれています。近くには、退役した電気機関車が置かれている「甚六公園」もあり、多くの人に親しまれています。