秩父多摩甲斐国立公園を代表する山のひとつで、標高2057m。ルートバリエーションが豊富で、家族連れからベテランハイカーまで、レベルに合わせて楽しめます。
山頂こそ展望に恵まれませんが、稜線からは日川の谷を前景にした富士山や、甲府盆地を下にして上河内岳から甲斐駒ヶ岳へと続く南アルプスなど、一目千両と言った絶景が広がり、山肌には数多くの亜高山性植物が生息していて、道中、可憐な姿を愛でることができます。
奥州に遠征した折、木こりに化けた軍神の導きで無事山越えできた甲斐源氏の祖 新羅三郎義光が、軍神の加護に感謝し、「八幡大菩薩」の名を高らかに唱えたという伝説が、この山の名の由来と伝えられています。